【レビュー】初めてのロケットナウ配達員、トラブル続きの初日 Uber Eats と比較してどうだったのか?#1

「ロケットナウの配達員って、実際どうなの?」 「Uber Eats と比べて稼げる?」

高単価という噂は耳にするものの、実際のところ「ロケットナウ 配達員 口コミ」と検索しても、まだリアルな情報は少ないですよね。

そこで、Uber Eats 歴7年目、総配達回数3,000回超えの副業勢で、出前館や Wolt など、主要なデリバリーは一通り経験してきた私が、今回、満を持して「ロケットナウ」の配達員として初めて稼働してきました。

この記事では、稼働初日の配達データを公開し、ベテラン目線でロケットナウのリアルを徹底レビューします。

これから始めたい方、他のデリバリーと掛け持ちを考えている方の参考になれば幸いです。

【本日の稼働条件】

  1. 稼働日: 2025年10月某日(平日)
  2. 天気・気温: 曇り。最高19度 / 最低16度(配達しやすい気候)
  3. 車両: 125ccバイク
  4. 稼働時間: 約5時間
  5. 稼働エリア: 神奈川県川崎市からスタートし、都内(品川区、目黒区、渋谷区)へ
  6. リワード: 初日なので当然一番下の「フレンズ」グループ

1日の配達データ分析:驚異のキロ単価257円!

実力を確かめるべく、この日のオンラインはロケットナウのみ。まずは本日の全配達データ(10件)を集計した結果からご覧ください。

  1. 総配達件数: 10件
  2. 総報酬額: 6,889円
  3. 総配達距離: 26.8 km
  4. 1件あたりの平均報酬: 688.9円

この日の稼働(約5時間)は、時給換算すると約1,378円。平日のミッションインセンティブ無しだとこんなもんなのか?Uber なら平日でもここまで悪くはないはずだけど、ロケットナウは「鳴り」がまだまだのよう。

ただ、注目すべきは報酬のキロ単価です。

報酬キロ単価:約257円 (6,889円 ÷ 26.8 km)

これがどれだけ「異常」な数字か、同業の方なら分かるはず。

参考までに、私が先週まったく同じエリア(都内)を Uber Eats で稼働した際(合計52件)のキロ単価を計算すると、約132円(土日平日含む・インセンティブ&チップ抜き)だったので、ロケットナウのキロ単価は、Uber Eats のほぼ2倍。

データ上は「圧倒的に高効率(短い走行距離で稼げる)」という結果になるようです。

項目ロケットナウUber Eats
オンライン時間5時間19時間37分
件数1052
配達報酬
()内はインセンティブ
6,889円
(インセンティブなし)
31,709円
(5,854円)
走行距離26.8 km240.31 km
km単価
()内はインセンティブ含むキロ単価
約257円約132円
(約156円)

【徹底比較】ロケットナウ vs Uber Eats 稼働データ分析

一見すると、ロケットナウの「キロ単価(約257円)」は、Uber Eats(約132円)を圧倒しており、非常に効率が良く見えます。

しかし、配達員にとって最も重要な**「時給」**で比較すると、異なる結果が見えてきます。

【稼働データの詳細分析】

項目ロケットナウUber Eats
時給約1,378円約1,616円
1時間あたり件数2.0件約2.7件
1件あたり単価約689円約610円
1件あたり距離約2.7 km約4.6 km

分析と結論:なぜ Uber Eats は時給が高いのか?

今回の分析から、以下の2点が明らかになりました。

1. ロケットナウは「キロ単価」が高い

ロケットナウのキロ単価が非常に高いのは、「1件あたりの配達距離」が約2.7kmと極端に短いためです。これは、Uber Eats の平均(約4.6km)と比べても短く、短距離配達がメインであることがわかります。

例えば、この日スタート直後に川崎で受けたこの案件。

ロケットナウのドライバーアプリスクショ、ファーストキッチンの配達案件が鳴った画面

「ファーストキッチン、3.7kmで836円」(キロ単価約226円)。 Uber なら500円台でもおかしくない案件ですが、これが「マルチ」(早押し)で飛んできた時は、バイクで移動中だったのと初手だったのもありさすがに焦りました。

「マルチ」とは?複数の配達員に飛ばしている案件で、その中から一番早く案件を受託した配達員が配達できる「早押し」のことです。早押しは敬遠されがちですが、けっこう取れます。この日は2回だけ取れませんでした。

そして、この日最も高額だった案件は、9.1kmで2,125円というダブル(2件配達)、これも Uber だったら千円チョットでもおかしくない案件ですよね。

ロケットナウのドライバーアプリスクショ、ダブルの配達案件が鳴った画面

逆に最低報酬でも1.9kmで422円(キロ単価約222円)と、どの案件も非常に高い単価を維持しています。

ロケットナウのドライバーアプリスクショ、この日一番報酬額が低い配達案件が鳴った画面

2. 本当に稼げるのは「時間あたりの件数」

ただし注目すべきは「時給」です。Uber Eats の時給がロケットナウを上回る最大の理由は、**「1時間あたりの配達件数」**にあります。

  • ロケットナウ: 1時間あたり 2.0件
  • Uber Eats: 1時間あたり 約2.7件

ロケットナウは「1件あたりの単価」こそ Uber Eats を上回っていますが、注文が入る頻度(=鳴り)が少なく、結果として時給が伸び悩んでいます。

一方、Uber Eats は1件の単価はやや低くても、1時間あたりにこなせる件数が多いため、積み重ねた結果、時給が約1,616円と高くなっています。

「キロ単価」はあくまで効率の一つの指標で、安定して稼ぐためには、**1時間あたりに何件の注文をこなせるか(=鳴り)**が最も重要ですよね。

※なお、今回の Uber Eats の報酬31,709円はインセンティブとチップを除いた金額です。そのため、クエストやチップを含めた実際の時給換算はさらに高くなります。

データだけでは分からない「リアルな体験談」

確かに、事前の下調べでも「ロケットナウは単価が高い」という噂は聞いていました。

私のように Uber や出前館など各社のローンチ(サービス開始)直後の「ご祝儀単価」を経験してきた身からすると、そこまで大きな驚きはありません。

むしろ、このくらい単価が良くないと、すでに日本の市場で成熟しきっている他社から、配達員がわざわざ乗り換えようとは思わないでしょう。

そして、この「高単価」には必ず理由があります。 それは、まだ新しいサービスやアプリを日本の市場で「育ててほしい」(=さまざまなフィードバックからローカライズの手助けをしてほしい)という運営側の狙いです。

そして、その「お使い」を頼まれるということは、当然、報酬(お金)以外の負担や、想定外のトラブルがつきものなんです。

案の定、この日稼働したわずか5時間という短い間にも、トラブルや多くの「気づき」がありました。 データだけではわからない、「リアル」な部分を皆さんに共有したいと思います。

トラブル:20分の調理待ちなのに「調整金ゼロ」

ロケットナウは、基本的にピックアップ先(店舗)での調理待ちが少ない印象ですが、この日唯一の例外が発生しました。

ロケットナウのドライバーアプリスクショ、どんまつダブルの配達案件が鳴った画面

「どんまつ」を含むPPDD(ピック→ピック→ドロップ→ドロップ)のダブル案件。1件目の「どんまつ」に到着したのが悪夢の始まりでした。

ロケットナウのアプリは親切に「何分で調理完了予定」という目安時間が表示されます。しかし、これがクセモノ。

表示された時間を過ぎても一向に呼ばれず、再度アプリをチェックすると…なんと、待ち時間がさっきより増えていることに気づいたんです。

「この表示全く当てになんないじゃん!出来るまで何分待つか店員さんに聞いておけばよかった…」

そう反省しつつも、初日ということもありアカウントへの影響を気にしてキャンセルをためらい、ズルズルと待つこと20分以上。完全に時間の無駄でした。

1日に3件までであれば、アカウントへの影響なく受けキャンOKということを後に知りました。

そして、最も驚いたのが配達完了後。 Uber Eats であれば、こうした長時間の待機には「調整金」として数十円〜数百円の追加報酬が支払われることがあります。しかし、ロケットナウの報酬画面を確認したところ…

追加報酬、一切なし。

提示された1,002円(このピック分は631円)ポッキリでした。「まぁ Uber も最初はこんな感じだったよなぁ」と、思い出話に花を咲かせたいところですが一旦それは置いておいて“ご注意ください”。

ロケットナウにおいて、今のところ長時間調理待ちするメリットは全くありません。これは肝に銘じておくべきです。

トラブル:突然のアプリクラッシュ

オンラインの待機中の出来事、画面が突然真っ暗になりアプリが落ちる現象が発生しました。 幸い、すぐにアプリを再起動して事なきを得ましたが、もしこれが配達中だったら…?

お客様の住所も分からず、ピック完了も押せない状態になっていたらと思うと、ゾッとします。

アプリの安定性については、正直まだ改善の余地ありと感じました。

気づき:ショート案件が多い?

稼働データを見てもらってわかるよう、125ccバイクで稼働しているにもかかわらず、Uber なら自転車に割り振られるような1〜2kmのショート案件が非常に多かったです。ロングは少なめに感じました(高額ダブルの9.1kmが唯一の例外)。

気づき:アプリは「サブ」が最適解か

キロ単価は驚異的ですが、案件の数(鳴り)が圧倒的に少ない。 これが時給1,378円に留まった最大の要因です。

Uber Eats ならひっきりなしに鳴り続ける都心のピークタイム(昼)に渋谷へ移動しても、30分待機してようやく1件(日乃屋カレー 475円)鳴った程度。

どの時間帯でも待機時間がほぼない Uber と比較すると、ロケットナウ一本で稼働するのは、まだ時期尚早でしょう。

【私の最適解】

  1. Uber Eatsをメインで常時オンライン。
  2. ロケットナウをサブで同時オンライン。
  3. ロケットナウが鳴ったら(高単価なので)最優先で受託する。

これが最も効率的な稼ぎ方だと感じました。

気づき:ドライバーアプリの使い勝手

不安定な面はありますが、総じてアプリ(iOSの場合)は使いやすいです。

【良い点】

  1. ピック完了の工数が少ない(Uberのように3〜4回タップがいらない)。バーコード案件もないので楽ちん。
  2. 今のところ暗証番号の入力が必要な案件はなし、置き配時のカメラ起動もスムーズでドロップも楽ちん。
  3. 案件の差配(組み立て)が上手。案件1のドロップから、次の案件2のピック先の距離が近いことが多いので無駄が少ない(なんなら Uber より上手な印象)※ただしエリアによる、加盟店が少ないエリアではこの限りではない
  4. ドライバーアプリからGoogleマップへの切り替えが早くて助かる。ただしルートは変な道順が多いので注意。
  5. ピンズレ(位置情報のズレ)は1回だけあったがあとは無く、住所がコピーできるので問題なし。
  6. 今のところオンライン開始時の顔認証は無し(色んな意味で悪い点でもある)。

【悪い点】

  1. 案件をスルーすると「応答率」が下がりミッション達成に響くので、スマホ操作できない走行中などは注意が必要。
  2. ドライバーアプリのマップが使いずらい。行き先を確認したいのに現在地にすぐに戻されてしまうので使い勝手が悪い。
  3. チップ機能がない。これがない時点でチョットだけやる気が失せる。
  4. オンライン時間が見れない。
  5. 配達してない日でも通知が1日に10件以上貯まるのでウザい。

感想:エリアや待機場所の重要性

Uber なら遠くの店舗からでも呼ばれますが、ロケットナウは「加盟店のすぐ近く」にいないと鳴らない印象を受けました。 (※私が行ったエリアに配達員が多かっただけかもしれませんが)

ピークタイム以外(アイドル時間)は、初日ということもありどこが鳴るのか全く読めませんでした。

注文用アプリで加盟店が密集しているエリアや「お店と同価格」の加盟店を予習しておく必要がありそうです。

ロケットナウのお店と同価格のバッジ

「お店と同価格」とは、デリバリー料金の上乗せがなく実店舗と同じ価格でデリバリーできる加盟店のことで、注文アプリ上でオレンジのバッジが表示されている店舗のことです。この日は10件中6店舗が「お店と同価格」の加盟店でしたのでその人気ぶりが伺えます。

感想:副業勢には厳しすぎるミッション

この日はミッション(規定配達数を達成すると貰えるボーナス)がありましたが、その条件は「1週間で75件」。

副業勢の私にとって、これはかなり厳しい数字です。もう少し達成しやすいミッション内容にしてもらえると、モチベーションが上がるのですが…。

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結論:ロケットナウ配達員は「アリ」か?

初日を終えた私の結論は、「サブとしてなら、最強にアリ」です。

  • ロケットナウの良い点:
    • 圧倒的なキロ単価(Uber の約2倍)
    • シンプルで直感的な操作性のアプリ(Uber とほぼ一緒)
  • ロケットナウの悪い点:
    • 案件数が絶対的に少ない(鳴らない)
    • 調理待ちの「調整金」がない
    • アプリがまだ不安定(クラッシュする)
    • 副業には厳しいミッション

メインアプリとしてこれ一本で生計を立てるのはまだ非現実的ですが、Uber Eats などと組み合わせて「高単価案件だけを狙い撃ち」するサブとして使うなら、これ以上ない武器になります。

「ロケットナウ 配達員 口コミ」を探していた方へ。 データが示す通り、単価は本物です。ただし、それなりの「クセ」もある。これが私の正直なレビューでした。

最後に、私が最近使用していて便利だと思った配達小物を1つ紹介させて下さい。

配達が捗る!おすすめ便利グッズ

みんなピックやドロップ中のスマホってどうしてますか?

走行中はスマホホルダーに固定が鉄板でしょうけど、ピック中やドロップ中(車両から降りたあと)にポケットからスマホを出し入れするのって面倒じゃありません?

私はそれが面倒だし、手元が滑ってスマホを落としてしまった経験があるのでネックストラップなど試しましたが、一日つけていると肩が凝ったりするのでやめました。

そんな時に見つけたのがこれです。

それが、この**「マグネットリリーサー付イヤーシェイプカラビナ」**です。

マグネットリリーサーのスマホ側

仕組みはシンプルで、スマホ側に取り付けた磁石 ↑ と、カラビナ側の磁石 ↓ が強力な磁力で「カチッ」とくっつきます。

マグネットリリーサーのカラビナ側

私は、写真 のように配達ベストのDカンにカラビナ側 を、スマホケースのリングにスマホ側を取り付けて使っています。

これで、バイクを降りてピック先やお届け先に向かう時、スマホホルダーから外したスマホを胸元に持っていくだけで、ハンズフリーでぶら下げることができます。

ドロップ時に「あれ、部屋番号って何番だっけ?」という時も、ポケットをゴソゴソ探る手間も、落とす心配もなくなりました。ネックストラップと違って肩も凝らないので、まさに一石二鳥です。

Standard Products(スタンダードプロダクツ)マグネットリリーサー付イヤーシェイプカラビナ

私はこれをダイソーが運営している**Standard Products(スタンダードプロダクツ)で見つけたんですが、驚いたことに、たったの300円(税抜き)**でした。

この便利さでこの価格は正直、破格です。近くにお店がない方は、Amazonなどで「マグネットリリーサー」と検索すれば似たような商品がたくさん出てくるので、ぜひ試してみて下さい。