カフェ業態で Uber Eats へ加盟した GURIRIN CAFE にインタビュー

Uber Eats レストランパートナー募集

東京都国分寺市にあるカフェ「GURIRIN CAFE(グリリンカフェ)」にお邪魔し、オーナーの橋本 真美さんに Uber Eats に加盟した経緯など、デリバリーに関するお話を聞いてきました。

GURIRIN CAFE オーナー橋本さん

GURIRIN CAFE オーナー 橋本さん

カフェ業態として地域で早くから Uber Eats などのデリバリーに取り組んでこられたお店の想いと、その取り組みに迫ります。

【インタビュアー】Tsukasa(当ブログ管理人)。2018年から Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーを開始、配達を専業として各社デリバリーで生計を立ててきた実体験と、3年以上の間、デリバリー業界に関するトピックを毎日チェックし続けてきた情報をコンテンツに生かしています。プロフィールはこちら

最終更新日:2023年9月30日

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Uber Eats レストランパートナー募集
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GURIRIN CAFEってどんなお店?

GURIRIN CAFE 看板の外観

GURIRIN CAFE 看板の外観

Tsukasa:かんたんにお店のご紹介をお願します。

橋本さん:2023年8月でオープンして5年目になるお店で、恋ヶ窪駅から徒歩1分の場所になります。席数はテーブル掛けが2席と、カウンター3席なのでけっこう狭いお店になるんですけれども、だいたい10人ぐらい入れるお店になっています。

Tsukasa:どんなメニューを提供してますか?

橋本さん:ドリンクメニューはオープンからクローズまでで、お料理はランチが11時からでエスニック料理とか、わりと多国籍なメニューを取り揃えています。タイ料理とかベトナム料理とかが多くて、一番人気のメニューはガパオライスですね。

Uber Eats に加盟したきっかけは?

GURIRIN CAFE 店舗の外観

GURIRIN CAFE 店舗の外観

Tsukasa:Uber Eats に加盟したきっかけはなんですか?

橋本さん:加盟したきっかけは、3年前ぐらいにコロナが始まって YouTuber の方たちのチャンネルで、「Uber Eats を注文してみた!」っていうのが増えてきたんですけど、そのくらいに Uber Eats さんからご連絡をいただいて、出してみませんか?っていうところからスタートしました。

Tsukasa:じゃあ Uber Eats の存在は知っていて、なとなく興味があった感じですか?

橋本さん:はい、そうです。最初、都心からスタートしてると思うんですけど、そこから徐々にエリアを多摩地域とかに広めて行かれたタイミングで、この辺でも Uber Eats を始めるのでやりませんか?っていうご提案をいただきました。

Tsukasa:その他にデリバリーは何かやられていますか?

橋本さん:出前館をやっています。

Tsukasa:そうなんですね、Uber Eats と出前館だとどっちの方が注文が多いですか?

橋本さん:うちでは Uber Eats の方が多いです。

売上は上がった?

GURIRIN CAFE オーナー橋本さん

Tsukasa:レストランパートナーになって売上は上がりましたか?

橋本さん:はい、あがりました。だいたい10%ぐらいですかね。

Tsukasa:えっそんなに!

橋本さん:はい、使ってる方がそこまで多くなかった時期なんですけど、やっぱり当時はお店自体が少なかったというのもあって、わりと注文はすぐに入るようになって忙しかったですね。

Tsukasa:売り上げアップのためにどんなことに取り組んできたか教えてください。

橋本さん:メニューに合った容器だったり、パッケージだったりを購入するのと、あとは、どう料理を崩さずにユーザーのもとに届けられるかというので、試行錯誤というか、隙間を作らずに詰めたりとか、あとは暖かいものと冷たいものを分けて包んだりとかっていうのは、リピーターの方が増えるにつれて最初の頃よりも気をつけなきゃいけないなと日々取り組んでいます。

Tsukasa:デリバリー注文の方がお店に来るっていうこともあるんですか?

橋本さん:そうですね、昨日 Uber Eats で注文して美味しかったんで今日来ましたとか、あとは転勤になっちゃうんで最後にお店に食べに来ましたとか、そういうことがけっこうあるのでとても嬉しいですね。

Tsukasa:実店舗の売り上げにも影響があるんですね。

橋本さん:売上もそうですけど、自宅から出られないユーザーさんとか、店舗に来たことの無いユーザーさんにもお店を知ってもらうきっかけになりますし、ユーザーさんから一言いただける備考欄があるんですけど、そこに「お店に行くことができないですけど食べられて嬉しかったです」っていうのを頂けたりするので、やっぱりお店の認知度が広がるっていうのも良い点だと思います。

Uber Eats の活用方法を教えて

Tsukasa:お店で Uber Eats をどう活用していますか?

橋本さん:店内のお客様を一番優先しなきゃいけないと思っているので、どうしてももう調理ができないという時はレストランパートナー用のアプリに、オン・オフのボタンがあるので、提供時間を伸ばしたりとか、あとは受付を一時ストップしたりするようにしています。

Tsukasa:雨でお店が暇な時もあると思いますがそんな時はどうですか?

橋本さん:雨の日関係なく基本的には終日オンなのですが、忙しい時だけストップさせていただくっていうことがあるので、雨の日はこちらとしても注文が入ると有り難いなっていう面でオンラインにしています。

Tsukasa:雨の日でもデリバリーで売り上げが作れるのは良いですね。

橋本さん:そうですね、はい。店舗が落ち着いている時とかに Uber Eats でご注文いただけたりとかもしますが、良い時と悪い時は日によって違いますね。

Tsukasa:お店が忙しい時に限って Uber Eats の注文が来ちゃうっていうこともありますよね?

橋本さん:それもあります。それは申し訳ないっていう思いでストップってすることもあります。

プロモーション機能は利用してる?

GURIRIN CAFE オーナー橋本さん

Tsukasa:お店のプロモーション機能は利用していますか?

橋本さん:はい。お店側で設定できるプロモーションで、一つ注文いただくと一つ無料っていうのがあって、ドリンクをもう一本サービスっていうのをやっています。あとは1,500円以上ご注文いただくと200円引きっていうのをやってます。

Tsukasa:プロモーションは常時設定してるんですか?

橋本さん:季節によってとか、Uber さんからやりませんか?っていうメールがくるので、そいう時とか、売り上げが落ち着いてきた時とかにプロモーションを入れてるので、たまにやってる感じですね。

Tsukasa:プロモーションで売り上げって変わりますか?

橋本さん:Uber Etas の注文アプリの上のほうに、プロモーションやってるお店って出てくるんですね。それで、新規の方が増えるっていうのは結構あります。キャンペーンやってるお店がトップのスライドに出るのでユーザーさんが見つけやすくなるっていうのがあって、うちの場合は5%から10%くらいは上がってるかなと思います。

Tsukasa:なるほど、アプリ内の上位表示には有効ですね!ただ、割引分はお店側の負担になるんですよね。

橋本さん:そうですね。でも、認知につながればというのもあるし、あとはどこを注文するか迷ってるときに、ここ1,500円以上で200円引きだからっていう一つのきっかけになると思うので、ゼロよりは割引されても一つ注文が入ったほうが、お店にとってはプラスかなっていうのがあります。

Tsukasa:確かに!そもそも選んで注文してもらえないとゼロですもんね。

どんなお店におすすめできる?

GURIRIN CAFE オーナー橋本さんとスタッフ

Tsukasa:どんなお店におすすめできますか?

橋本さん:Uber Eats があることで、人は必ず必要になってくるので、店舗以外に注文が増えるっていうのがあるので、それをしっかり対応できる人員が確保できるお店がおすすめかなと思います。

Tsukasa:厨房のキャパが目一杯とかだと厳しいですよね。

橋本さん:そうですね、そこにアルバイト一人入れるっていうのは難しいと思うんですよね、多分。ものにもよるかもしれないですけど、例えばパンとか、おにぎりとか、作っておけて注文が入ったらすぐ出せるっていうお店にとっては、そこまで忙しさは変わらないかもしれないですけど、1から作るとなると中々難しいですよね。

Tsukasa:たしかに提供するメニューによって変わりますよね。コツなんかはあるんですか?

橋本さん:うちの場合は割と高評価をいただいて、競合店が出てもあまり気にせずに品質を落とさずにやるっていうのが一番かなと思ってやってます。

Tsukasa:ズバリ Uber Eats はおすすめできますか?

橋本さん:はい、やはり売り上げが上がるということが一番にあるのでおすすめできます。

Tsukasa:ありがとうございます。

インタビューを振り返って

この取材の前まではカフェ × デリバリーのイメージが湧かなかったけど、カフェって本格的なドリンク類をはじめ、焼き菓子なんかの軽食、ガッツリ食べたい人にはカフェ飯があって、ユーザーのその時のお腹の状態によって自由にセレクト(または組み合わせてオーダー)ができ「食べたい・飲みたい・つまみたい」の3つの欲求をデリバリーで同時に満たせる希少な業態なのでは?と取材を終えてふと思った。

〇〇専門店など、他店との差別化として専門店化する店舗が多い中で、あえて「CAFE」を前面に押し出してメニューの品揃えをアピールすることもできるし、Uber Eats であればお店の推しを専門店化(コーヒー専門店、ケーキ専門店など)し出店することもできるから、ピンポイントでユーザーの欲求を刺激することもできる。

地域の需要や競合の出店状況に応じてこの2つの選択肢が選べるという面で、カフェ店舗は Uber Eats に出店しやすい業態なのかもしれない。

今回取材に応じてくださった GURIRIN CAFE は、お店の店名を押し出し「CAFE」として出店している事例ですが、売り上げのお話にもあった通り Uber Eats がお店の営業にしっかりと貢献し、さらにお店の認知度UPやデリバリーからリアル店舗へ客足を向かせることにも成功している。

これは、日々の積み重ねとお店の名前で勝負した結果の成功事例と言え、同じくカフェ経営を行うオーナーさんにとっては大いに参考になるインタビューになったのではないかと感じている。

橋本さんのお話にもあったよう人員不足での参入は厳しいため、現状のリソースに余力があるという店舗やデリバリー専用のメニュー開発(作り置きメニューなど)ができる店舗にとって Uber Eats は頼もしいビジネスパートナーになるはずだ。

本記事のインタビュー動画はこちら

-店舗情報-
GURIRINCAFE 恋ヶ窪本店
東京都国分寺市戸倉1-3-1
公式HP:https://www.guririn-cafe.jp/
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